四国札所巡りK
2012.11.25,26
涅槃の道場讃岐へ
2012.11.25 Sun
晴れ
第75番 善通寺
(香川県善通寺市善通寺町)
生誕地に立つ大師信仰の中心寺院
(愛媛新聞社発行の「癒やしの遍路旅」より:以下同様)
五岳山 善通寺の創建は、『多度郡屏風浦善通寺之記』(江戸時代中期成立)によると、
唐より帰朝されたお大師さまが、御父の寄進した四町四方の地に、師である恵果和尚の住した長安・青龍寺を模して建立したお寺で、
大同2年(807)臘月(陰暦12月)朔日に斧始めを行い、弘仁4年(813)6月15日に落慶し、
父の諱「善通(よしみち)」をとって「善通寺」と号したと記されています。
鎌倉時代に佐伯家の邸宅跡に「誕生院」が建立され、江戸時代までは、善通寺と誕生院のそれぞれに住職をおく別々のお寺でしたが、
明治時代に至り善通寺として一つのお寺となりました。
現在は真言宗善通寺派の総本山であり、また四国八十八ヶ所霊場の75番札所でもあります。
現在の善通寺は「屏風浦五岳山誕生院善通寺」と号し、
山号の「五岳山」は、寺の西にそびえる香色山・筆山・我拝師山・中山・火上山の五岳に由来し、
その山々があたかも屏風のように連なることから、当地はかつて「屏風浦」とも称されました。
そして、「誕生院」の院号は、お大師さま御誕生の地であることを示しています。
御誕生所である善通寺は、京都の東寺、和歌山の高野山とならぶ弘法大師三大霊跡のひとつとして、古くから篤い信仰をあつめてまいりました。
総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれています。
金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域であり、
御影堂を中心とする「誕生院」は、お大師さまが御誕生された佐伯家の邸宅跡にあたり、
ともに弘法大師御誕生所としての由縁を今に伝えています。
(四国八十八ヶ所霊場公式ホームページより)
第74番 甲山寺
(香川県善通寺市弘田町)
日本最大のため池・満濃池との深い縁
第72番 曼荼羅寺
(香川県善通寺市吉原町)
西行法師の面影を感じる桜の名所
第73番 出釈迦寺
(香川県善通寺市吉原町)
幼い大師が志を固めた伝説の霊地
第71番 弥谷寺
(香川県三豊市三野町)
霊山の伝説を今に伝える磨崖仏
第76番 金倉寺
(香川県善通寺市金蔵町)
空海、円珍の二人が並ぶ大師堂
第77番 道隆寺
(香川県仲多度郡多度津町)
立ち並ぶ二百五十五体の観音像
第78番 郷照寺
(香川県綾歌郡宇多津町)
一遍が「踊り念仏」の道場を開く
その2(第79番〜)へ続く