いってこうわい レポート

 夢 の 高 瀑 へ

2004.4.25

タックさんの滝仲間の方達と夢にまで見た高瀑

 

 タックさんが『高瀑オフミ』を計画されているのは、以前から知っていたのだが、自分から連れて行って欲しいとはとても言えなかった。しかし掲示板に参加希望者は書き込めと発表されたので、2、3日悩んだ末、思い切って書き込んだ。すると連れて行ってやるとの書き込みがありびっくりし喜んだ。なんと心の広い人だ。なんせ一度だけそれもちょこっとしかお会いした事がないのに。

 今日は、まちに待った高瀑行きの日だ。初参加で遅刻してはいけないので、ちょっと早めに7時過ぎ自宅出発。石鎚と高瀑の分岐点の三碧峡へ8時半頃到着。石鎚神社遥拝所へ高瀑無事訪瀑を祈願し、9時前に集合場所の諏訪神社へ到着。あ〜ぴょんさんらしき方が準備中「あ〜ぴょんさんですか」「ハイ」「始めましてなかちゃんです」と挨拶していると向こうから、タックさんともう一人こちらへ、「お久し振りです」「始めましてでこぼこです」こんな具合に挨拶。まだ時間があったので諏訪神社へもお参りし、ちょっと待っているとhomisanが到着。まだ9時過ぎであるが全員揃った(意気込みが違う)のでタックさんの車に乗せてもらい出発。

 林道は噂どおりの悪路である。直ぐに“かくれ滝”かなり走って“切峰の滝”と(タックさんは運転にガイドにと大変である)車窓より見ながら40分程登り詰めると9時45分頃終点の駐車場到着。それぞれ登山準備(私は念のため登山用の杖をゲット:これがあってよかった)をして、10時頃、高瀑目指し出発した。

 渡渉し又渡渉してしばらく登ると白いベラ赤いベラと言われる滑り台のような渓谷があり無名の小滝“崖下の滝”もあり険しいが変化のある渓谷が続く。10時20分過ぎ落差も充分ある立派な“のぞきの滝”をはるか下の方に覗きながらさらに登っていく。厳しい直登のあと“丸淵”に10時40分頃到着ここで休憩し写真タイム。残念ながら丸淵は岩や砂に埋もれ小さくなっている。10分程休憩し出発。さらに道は険しくなってくる。やがて左手はるか上の方に西の冠岳が見えてくる。あけぼのつつじも満開だ。11時5分頃“高瀑下の滝”に到着2回目の休憩と撮影タイム(15分程)。この滝は落差もあり素晴らしい。ちょうど滝口に陽が射して水が輝いている、高速シャッターでパチリgoodな写真になった。天狗の子育て岩を11時25分頃通り、急登を登り少し行くと11時半頃いきなり目の前に巨大な“高瀑”が現れた。

 それは想像を絶するものであった。今まで見てきた滝とはスケールが違うし圧倒される。大きな一枚岩が高くそびえ、その中央部より滝が落ちている。滝の前も広く明るい。水は滝口から飛び出し岩肌に何度も当たりながら落ちてくる。風が吹くと大きくなびいて色々な姿・形となって優雅に落ちてくる、飛沫に陽が射しキラキラ光って落ちてくる。タックさんが推奨するだけの事はある。この滝は観る者を魅了する。しばらくは写真を取るのを忘れてしまう。見ていて飽きないのである。それ程に素晴らしい。タックさんによると今日の水量は、少ないと言うが十分である。100m余も高さがあり拡散するから、少なく見えるのだろう。普通の滝に比べたら多いほうだ。しかしこれ以上の水量になった時はどんな姿を見せてくれるのか、それも見てみたい、次に来る時の楽しみでもある。

 滝を正面に見ながら、それぞれ持参の昼ご飯(私は愛妻おにぎり)を食べあ〜ぴょんさんから美味しい食後のデザートをいただき、あちらこちらから思う存分撮影を楽しんだ。恒例のシェーの記念写真を撮り午後1時過ぎ高瀑を後にした。

 帰りは、野に咲く小さい花などを見ながらゆっくりと下山した。皆さん、良く花の名前を知っている、滝巡りのもうひとつの楽しみだ。下山途中、本日始めてご夫婦に会う。2時半過ぎ高瀑駐車場到着。駐車場でゆっくりしてから悪路を下っていく。3時半頃、諏訪神社駐車場へ無事到着。タックさん本当に運転と丁寧なガイドをありがとうございました。パジェロイオ君すっかり汚してしまい申し訳ない。タックさんにあつかましくも全員で次のオフミの計画をお願いし、今日はここで解散し、それぞれ帰途に着きました。

 私は最初にガイドして頂いた“かくれ滝”へちょっと寄り道。廃家の奥にちょっと落差が低いが轟々と落ちている。水量豊富でなかなか豪快な滝である。充実した1日を終え自宅に帰ったのは、6時前であった。

←タックさん提供

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