いってこうわいレポート

たり山の滝へいってこうわい

2004.9.20

高知の方のHPを見て一度は行って見たいと思っていた、池川町の「たり山の滝」に挑戦する。雨が森の岩柄登山口を登るとある様だ、何とか行けるだろう。

(この程度しか調べていない、のちに後悔することになる。)

 

 朝9時前に松山を出発し一路池川町へ向かう。33号線より左折し494号線へ入り暫く行くと左手に支流があり少し上に小滝がある様だ。急斜面の山肌を這いつくばってやっと上ると豪快な大滝があった。「本村の滝」(HPによる仮称)〈吾川村〉だ。2段の滝で上段は5m程、下段は10m程か、幅広で水量も多く迫力がある。国道沿いにこんな滝があるとはさすが高知県だ。思いもかけず良い滝を見て今日の滝めぐりへの期待が膨らむ。

 

 国道沿いから見える小滝を連続して見て、途中岩柄への入口を間違えながらも、大西橋から右折し岩柄へ向かうと直ぐかつろう谷橋がありその下に2条の綺麗な「かつろう谷の滝」(HPによる仮称)〈池川町〉があった。高さ10m程か、水量も多く、綺麗な滝壷に美しく落ちている。結構深い谷で下に降りる事が出来ないのが残念だ。そこから上流に沢登りをすると滝が連続してある様だが、次の機会にし今日は行かない。たり山の滝が待っているのだ。

 

 暫く急な山道を走ると12:03雨が森の岩柄登山口に到着、山の上に滝が見える「たり山の滝」だ。大きな綺麗な滝だ水量も多そうだ。準備をして登り始める。


 今まで経験した事がない急坂の連続で息が切れる、休み休みやっと「岩柄の滝」(HPによる仮称)へ12:24到着。大きな岩肌をつたう様に幾筋も流れ落ちている。高さも高く幅も広い、水量がもっとあったら豪快な滝であろう。大雨の後に見てみたい滝である。

 

 さらに登りは続く、杉林の中、急坂が続く、息が切れるが、もう直ぐだろうと老骨に鞭打ち登る。標高800m付近で道を迷う。案内板やテープは沢山あるのだが杉の枝切りがしてあり道が分かりづらいのだ。10分程うろうろし、やっと道を発見し登って行く。杉林を抜けても急坂は続く900mの案内板、1000mの案内板迄来た(13:40)。途中、小川があったり、谷かなと思われる所があり水音が大きくなったりするのだが、滝らしい所はなかった。後で調べ直したら、どうも途中から見当を付けて谷へ降りなければ成らなかった様だ。そう云えば800m辺りに藪の脇道があったような?。登山道沿いにあると信じて登ってきたがやっと間違いに気付き始めた頃、小雨も降ってきて霧も出始めた、1000mから少し上へ登ったロープのある所で、撤退を決断する(13:44)。こんな所で遭難でもしたら笑い者である。

 そうと決めたら、さっさと下山、降りるのは早いが良く滑る。数回尻餅をつきながら降りる。14:31「岩柄の滝」、14:56無事に登山口着。いつしか小雨は止んでいた。「たり山の滝」直下に行けなかったので遠望ではあるが、登山口から数枚望遠で撮る。「たり山の滝」直下には行けなかったが制覇としよう。機会があれば誰かに案内してもらい直下に行きたいもんだ。

 下山し考えたら3時間近く良く山道を無駄に歩いたもんだ、いや良い運動をしたと考えよう。この山歩きで私にはこの程度が限界だと言うことも分かった、おいわさんに誘って頂いている御来光の滝などとても無理だ。迷惑をかける所だった。それが分かっただけでも由としよう。

 

 往復1〜2時間位だろうと思っていたので、昼飯は持って行かず、今からいつものおにぎり弁当である。腹が減って今日は格別に美味しい。今日は夕方までには帰らなければならないので帰路に着く、途中立ち寄った、「見残しの滝」(吾川村)「記念の滝」〈久万高原町〉は水量多くいつもより迫力があった。

 

 

三坂峠をほとんど降りた所で広場に車を停め夕日を撮る。綺麗な夕日だ。松山に入り酒屋に寄ってビールを買い込み(妻から指令あり)自宅に予定通り6時半頃に無事帰宅、直ぐに風呂を沸かしてもらい汗を流してさっぱりし、ビールをぐい飲み美味し〜い。

 

本日の教訓:良く知らない所へは一人で行かない、必ず経験者に案内してもらう。

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